十四話

わたしの、10年来の男友達は、無信仰、無宗教で、お守りや初詣なども少し小ばかにしている、自称「現実派」です。 映画も、恋愛ものなんかは馬鹿にしていて、いつも単館上映のドキュメンタリーばかり観ていて、たしかに 博識なのだけど、少し鼻につくところもある人物です。 良いところも沢山ありますが、わたしが恋愛成就のために恋愛護符を持っていると知ったときは、それは盛大に 笑われたものでした。 しかし、その彼から、先日電話があり、話を聞いてほしいと言われて、後日飲食店で会いました。 そこで、お酒を飲んで彼が話し出したのは、3年間二またされていたという悲惨な恋愛がついこの間終わったという 内容でした。 しかも、途中から二またされているのを、その相手の女から堂々とされて、それでいて小悪魔的魅力にあらがえず、 ずるずると利用されていたというので、あきれてしまいました。 わたしは二またされたことはありません。 さんざん人の恋愛護符を鼻でわらっていて、実態はそんなものだったのかという感じで、人は分からないなと 思わされました。 しかも、その相手の女からフラれたというので、聞いていても辛くなるような話でした。 信仰や宗教などは、基本的に自由なものだと思います。 しかし、あまりばかにするのもどうなのかなと思った一件でした。